SEO内部施策 サイト内リンクの考え方
SEOの内部施策で重要となる要素のひとつがサイト内リンクとURL構造です。
サイト内リンクはメッシュ状にということがよく言われますが、ここでは、基本的なサイト内リンクの考え方と気をつけておきたいポイントを説明します。
サイト内リンクの基本的な考え方
まずは、SEOに有効なサイト内リンクについての基本事項から。
- リンクはaタグで
- リンク効果を与えたくないリンクはnofollowで
- 同一ページからひとつのページへの複数リンクは一番上のものが有効
- サイト内リンクはメッシュ構造に
リンクについて、1のaタグと2のnofollowは言わずとしれた基本事項です。
最近はjavascriptやFlashなどのリンクもクロールされますが、あまり抽出精度がよくありません。
3の複数リンクの考え方は、意外と見落とされがちですが、ひとつのページに対しての複数リンクは、htmlソース上の一番最初に出てくるリンクが有効と見られる傾向にあります。
つまり、一番上のリンクは特に、アンカーテキストにも気をつけた方が良いということになります。
4ですが、基本はメッシュ構造という意味で、各ページから上位階層やトップに戻ったり、下位の階層への遷移、同階層での横つながりなど、メッシュ状にリンクを張り巡らせることで、クローラビリティもユーザビリティも上がります。
ただし、ひとつのページ内からのリンクの貼りすぎは、逆にユーザビリティが低下してしまいますので注意しましょう。
サイト内リンクの気をつけたいポイント
前述のとおり、サイト内リンクはメッシュ状が良いからと言って、やたらとリンクを貼りすぎるのはよくありません。
いわゆる詰め込みと呼ばれるリンクは、無効と見られたり、逆にペナルティ(減点)の対象となることもあります。
よくありがちなのは、フッタやサイドバーなどにとにかくリンクを設置しまくるという方法ですが、これはあまり意味がありません。
もうひとつ気をつけておきたいのが、リンクジュースを配分したくないからと言ってやたらとnofollowを使うのはよくありません。
特にサイト内リンクで使う場合は、順位を意図的に上げたいページを明確化するために、ユーザビリティ上はリンクが欲しくてもリンクジュースを与えたくない場合などに使ったりすることはありますが、あまり使いすぎないように注意ましょう。
一つのページ内から同一ページへ複数のリンクがあり、一部をnofollowとした場合はnofollowでないリンクにも影響が出るというレポートもありますので、気をつけたいところです。