スマートフォン版Googlebot-Mobileがクロール開始
Googleは、スマートフォン用Googlebot-Mobileによるクロール開始を発表しました。
スマートフォンユーザーの増加に伴い、スマートフォンに最適化されたコンテンツ提供サイトが増えてきたためとのことです。
スマートフォン版Googlebot-Mobileのユーザーエージェントは、
Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_1 like Mac OS X; en-us) AppleWebKit/532.9 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.5 Mobile/8B117 Safari/6531.22.7 (compatible; Googlebot-Mobile/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
です。
対するガラケー(フィーチャーフォン)版のUser Agentは以下のとおりです。
DoCoMo/2.0 N905i(c100;TB;W24H16) (compatible; Googlebot-Mobile/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
また、国外の従来携帯電話(WAP)向けのもので、以下のGooglebot-Mobileも動いています。
SAMSUNG-SGH-E250/1.0 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1 UP.Browser/6.2.3.3.c.1.101 (GUI) MMP/2.0 (compatible; Googlebot-Mobile/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
複数の種類のGooglebot-Mobileが存在するのは、検索結果からのリンク先として、それぞれの端末に応じたリダイレクトをスキップする目的があります。
リダイレクトをスキップすることにより平均0.5〜1秒程度のページ読み込み時間の短縮が可能となるため、ユーザビリティが向上するというものです。
通常、WordPressのプラグインなど、モバイル振り分け用のツールを利用する場合は、「iPhone」などの文字列を使って振り分けを行うため、ほとんどのサイトが対応済みかと思いますが、ウェブサイト運営者はそれぞれのユーザーエージェントでサイトの動作確認を行い、それぞれのGooglebot-Mobileに最適化したコンテンツを出力するようにしておきましょう。
詳細情報は、Google ウェブマスター向け公式ブログ: スマートフォン版 Googlebot-Mobile の導入についてに書かれています。