レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーは、その機能やパフォーマンスにより格安のものから高いものまでいろいろあります。
使ったことがなければ、どのように選んで良いかもわからないと思いますので、簡単にどのような違いがあるのか、どのような観点で選べば良いのかを書いておきます。
価格帯からレンタルサーバーを選ぶ
まずは価格帯から大雑把に選んでおきましょう。
月額数百円のものから、数千円、万単位を超えるものまで様々です。
エントリータイプ(月額数百円程度)
月額数百円程度で使用できるレンタルサーバーは、主にドメインを一つだけホスティングできるタイプのもので、サーバースペックはそれほど高くありません。
とりあえず始めるという場合には価格も安いためお勧めです。
スタンダードタイプ(月額1,000円前後)
月額千円前後で使えるレンタルサーバーは、ドメインのホスティングは無制限のものが多く、複数のドメインを使いたい場合などはこちらになります。
サーバースペックも、共用でありながらある程度高いものが多く、トラフィックの多いサイトなどでも使用できます。
また、最近では使用できるDBの数なども多いタイプが増えていますので、複数のブログを構築したり、サイト内でブログとECなどを同時に実装することも可能です。
VPS(月額数千円から)
VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)は、サーバーそのものを一人で使える環境に近いもので、ドメインやDBの制限がないものがほとんどです。
サーバースペックは、実際には1台を複数ユーザーで使用するため、それほど高いものではありませんが、共用タイプのレンタルサーバーと比べると、割り当てられたリソースは自分だけのものとなりますので、トラフィックの多いサイトでも心配ありません。
専用サーバー(月額1万円前後から)
専用サーバーは、サーバー機を丸ごとレンタルしてくれるタイプのもので、ハードウェアリソースなどに制限はありませんが、高額です。
通常、個人サイトではここまでのものは必要ないでしょう。
利用できるサービスでレンタルサーバーを選ぶ
価格からの項目に少し書きましたが、安価なものではDBが一つしか使えないということも多いため、使いたい機能が全て揃っているかどうかを確認しましょう。
主な選定ポイントは以下のとおりです。
- 利用できるディスク容量
- 格納できるドメイン数
- 利用できるサブドメイン数
- 利用できるDB数
- 利用できるメールアドレス数
- 利用できるメーリングリスト数
- PHPやPerlなどの利用可否とバージョン
- 共用SSLの利用有無
あとは、簡単にブログツールなどがインストールできる機能があったりと、各社それぞれのサービスがありますので、用途に応じて選定すると良いと思います。